40代男性 債権者数3社 負債総額410万 破産申立

2018-04-04

■借入れの理由

会社の倒産,病気により働けなくなり生活費のために借入れをした。

■生活状況

本人の障害年金と妻の給与で,小学生・中学生の子と4人で生活をしていた。生活していくだけで精一杯の状況で返済をすることが困難であり破産を決意した。

■選択した債務整理の方法

破産(同時廃止)

免責不許可事由である支払不能後の偏波弁済があり,方針としては,管財事件で予納金が必要であった。しかし,予納金を準備することは困難であり,本人の強い希望で同時廃止で申し立てを行った。

■問題になった点

申し立て後,裁判官から予納金を指示された場合,取り下げをするしかないが,本人の生活状況から時間をかけても予納金の準備が困難であったこと。

■解決に至るまでのポイント

同時廃止で申し立てをしたが,偏波弁済の金額が多額であったこと,本人には関係ない債権者への弁済であり否認権の対象となるため,裁判官より予納金を納めるよう指示があった。本人の了解を得た上で当方から本人の親族へ事情を説明し,予納金を援助してくれるとの確約を得た。また,本来は通常管財事件で50万円の予納金が必要となるが,弁護士が申立代理人であることや本人の事情が考慮され,小規模管財となり予納金20万円を納め手続きが進められた。

 

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