40代女性 債権者数4社 負債総額2433万 破産申立
2019-11-01
■借入れの理由
離婚により生活費が足りず借入をはじめたところ,徐々に債務が膨らみ,170万円まで増加。残りは住宅ローンの保証債務。
■生活状況
子どもは高校生と小学生。月の手取りは波があるが平均14万円くらい。
■選択した債務整理の方法
破産(同時廃止)
免責不許可事由がなく,後述する相続財産の問題以外にめぼしい財産がなかったことから,何とか同時廃止で進められるものと判断し,同時廃止で申立を行った。
■問題になった点
亡くなった父名義の土地(評価額約680万円)があり,申立人の相続財産の有無が問題となった。
■解決に至るまでのポイント
父所有の土地には,父が亡くなる前から兄が家を建てて住んでおり,家の所有権は兄であった。兄弟間で土地は兄が全てを相続するという黙示の合意が存在したこと,そのため申立人には相続財産はないことを,裏付ける資料とともに裁判所へ説明した結果,無事に同時廃止での申立が認められ,免責決定も得ることができた。
←「50代男性 債権者数1社 負債総額50万 破産申立」前の記事へ 次の記事へ「50代女性 債権者数6社 負債総額約1200万 破産申立」→